日本語教師になるために必ず必要な国家資格はありません。
※2024年4月以降、認定を受けた日本語教育機関で日本語教師をする場合には国家資格が必要になる予定です。
しかし、実際には就職するまでに学習は必須で、日本語教師になるには、講座修了や検定合格などのルートが一般的です。
主に3つの方法で日本語教師を目指すことができます。
令和6年4月から国家資格が新設されることが決まり、業界全体で注目度が高まっています。年齢問わず、自分のライフワークに合わせて働くことができる日本語教師への3つのルートを紹介します。
日本語教師になるためには、以下の3つのルートがあります。
毎年10月にある試験合格を目指すルートです。学歴不問で自分のペース学べる点が、このルートのメリットです。試験の難易度は高いので、講座などでしっかり学ぶことをおすすめします。通信講座もあるので、自分のペースでの学習することができます。
就職には即戦力も必要になりますので、実際に教壇にたつなどの実践的な学習は、セミナーなどで別途行うことをおすすめします。
学習時間の目安 | 約6ヶ月 |
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学習費用の目安 | 約3~10万円 |
学習スタイル | 独学・通信・通学 |
「仲間がいたから続けられました!」
A.Mさん/千駄ヶ谷日本語教育研究所/検定対策セミナー
8月から検定対策セミナーを受講しました。このセミナーを受講して特に良かったことは、8月からの試験勉強の時間がしっかり確保できたことと、科目ごとの過去問題や解説プリントが直前まで役立ったことです。
検定試験までの日々は想像以上の忙しさでしたが、養成講座で出会った方々に支えていただき楽しく乗り切ることが出来ました。
試験時期 | 例年10月中~下旬頃 |
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申込時期 | 例年6~8月頃 |
受験資格 | 特になし |
試験実施場所 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
多くの教育機関で応募条件として定められているのが、420時間養成講座の修了です。実践力も身につくので、就職を意識している方におすすめです。最短3ヶ月~1年以上の通学が必要です。
昼間や夜間、土日など学校によって通学スタイルは異なります。カリキュラムに演習や教育実習が含まれ、教案の作成方法や教え方を学べるので実践力が身につきます。
学習時間の目安 | 約6ヶ月~12ヶ月 |
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学習費用の目安 | 約50~70万円 |
学習スタイル | 通学 |
「親身な指導で就職が決まりました!」
/KEC日本語学院/日本語教師養成420時間コース
日本語教師の勉強を始めるにあたり、色々な学校を探しました。本当にあちこち、色々な学校を訪問し、KEC日本語学院にたどり着きました。 日本語学校の採用試験を受ける時には、受験する学校選び、履歴書や志望理由書などの書類作成、模擬授業のチェック、面接等の最終チェックまで、親身になって指導をしてくれました。修了する前に「日本語教師」として働くことが決まりました。
平成29年8月1日から、国内の日本語学校の新基準が施行されました。そのため、今後420時間の養成講座を修了し、国内の日本語学校で働くためには、文化庁に届出のある学校の講座を修了する必要があります。
このルートで目指す方は、講座が「文化庁届出受理講座」であるかをチェックしてください。
また、大学卒業資格がない方は日本語教育能力検定試験合格も同時に目指しましょう。学校によっては420時間+検定対策の講座もありますので、まずは資料を請求してみましょう。
大学で日本語教育を専門的に学び、大卒資格も取得するルートです。
日本語教育以外の短大、大学を卒業した方も、今までの経験を生かすことで短い時間での卒業が可能です。社会人や主婦の方なら通信制を利用し、自分のペースで学習を進められます。
学習時間の目安 | 約12ヶ月~48ヶ月 |
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学習費用の目安 | 約30万円~(通信制の場合) |
学習スタイル | 通学・通信 |
教育訓練給付とは、厚生労働大臣が指定する講座を受講・修了した後に受講費用の一部が支給されるという制度。 日本語教育能力検定試験対策講座、日本語教師養成420時間コースの講座には、この対象となっているものが多くあります。 キャッシュバックされる金額としては「受講料の20%」あるいは「10万円」のどちらか少ない金額となります。
制度(主催) | 実施内容 |
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教育訓練給付制度 (厚生労働省) | 受講料の20%あるいは10万円 |
日本語教師として働く場合、日本語学校での勤務が候補となることが多いでしょう。日本語学校で日本語を学ぶ生徒たちは、日本の大学や専門学校への入学を目的とする方々が多くなっています。日本語を教えるだけに留まらず、進路指導や日本の文化、生活様式、歴史なども伝えていくことも仕事となります。
比較的安定的に働ける点がメリットです。日本で働きながら、様々な国の文化に触れられることも魅力です。
海外で働きたいという希望から日本語教師を目指す方も多くいらっしゃいます。中国やタイ、ベトナムなどのアジア圏では日本語教師の求人が多くみられます。海外の日本語学校へ就労する場合、ビザの取得のほか、現地での生活のためにその国の言葉を習得するなど気を付けなければならない点もたくさんあります。求人内容をよく確認して進めましょう。
近年人気が高まっているのが、オンライン日本語教師です。日本語学校等でなく、SkypeやZoom等のビデオ通話を使用して在宅で授業を行います。勤務時間を自由に設定できる、場所にとらわれずに働けるという点が人気の理由です。
オンライン日本語スクールに、教師として登録し生徒募集をかけるのが一般的です。運営会社が授業料の手続きや生徒の集客を行ってくれるので、試しに始めてみたい方にもおすすめです。もちろん、オンライン日本語スクールを通さずに、自分でHPを立ち上げるなどして運営されている方もいらっしゃいます。
正規雇用の場合、地域や雇用先・役職による差がありますが、平均年収の範囲はおよそ280万円~450万円となるようです。また、非正規雇用の場合、1コマあたり1,500円~2,000円程度が相場といえるでしょう。
日本語を母語としない方に日本語を教える語学教師です。日本語の文法や読み書きだけでなく、文化や歴史、社会なども教えます。外国人労働者や来日客の増加から、ニーズが高まっており、国内外で活躍できるお仕事です。
日本語教師には年齢制限はありません。令和3年度の日本語教師等の数を年代別に見ると、60代が全体の22.8%と最も多く、次に50代が19.7%、40代が16.0%と続きます。(文化庁「令和3年度国内の日本語教育の概要」を参照)
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