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心理カウンセラーに向いている人とは?特徴や性格を紹介します

心理カウンセラーに向いている人とは?特徴や性格を紹介します

この記事では、心理カウンセラーに向いている人の性格や特徴として、相手が今どのような痛みを持っているか関心を持ち、寄り添える人は心理カウンセラーに向いています。その他にも、ほどよい距離感を保ちカウンセラーの立場をわきまえて仕事に向き合える人、相手の気持ちに寄り添って話を聞き根気よく聞ける穏やかな性格の人、人の役に立つ仕事がしたいと情熱を持っている人などが挙げられます。

更新日:2024-06-19(公開日:2022-06-29)

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心理カウンセラーに向いている人は?向いてる性格、特徴

心理カウンセラーに向いている人

心理カウンセラーはどんな人が向いているの?」
「心理カウンセラーは具体的にどんな仕事をするの」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
まずは、心理カウンセラーに向いている人の特徴や性格について解説します。

心理カウンセラーの働き方は幅広いため、自分に合った方向性をじっくり探ってみてください。

心理カウンセラーに向いている人の性格・特徴

人に関心が持てる人

人に関心が持てる人は、心理カウンセラーに向いています。

心理カウンセラーの仕事は相談者から話を聞き、問題解決の支援をおこなうことです。

そのため、相手が今どのような痛みを持っているか関心を持ち、寄り添っていく姿勢が大切です。

ほどよい距離感を保てる人

相談者の問題解決の支援がカウンセラーの仕事ですが、実際に現状を打開するのは相談者自身です。

感情移入をしすぎて相談者との線引きが曖昧になると、お互い依存し合う関係になってしまいます。

心の相談を持ちかけられたら相手と一定の距離を保ち、カウンセラーの立場をわきまえて仕事に向き合うことが大切です。

人の話を根気よく聞ける穏やかな性格の人

傾聴ができる人は心理カウンセラーに向いています。

なぜなら、相手の気持ちに寄り添って話を聞くことにより、問題解決の糸口を見つけることができるためです。

自分ごとのように親身になって話を聞いてくれるカウンセラーに、相談者は心を開きます。

人は心を許せる相手には、素直に胸のうちを吐き出すことができるため、心の痛みや問題の根本解決につなげるサポートができるのです。

人の役に立ちたい人

人の役に立つ仕事がしたいと情熱を持っている人は心理カウンセラーに向いています。

カウンセラーの仕事は、相談者の会話のなかで心の痛みを感じ取り、課題解決の糸口を探ることです。

そのためには相談者の気持ちに寄り添い、自分本位なアドバイスをしないことが大切です。

一方、エゴイストで人の痛みに共感できない人はカウンセラーに向いていません。

人の役に立ちたい気持ちがあるか、相手目線で対話ができるか、しっかり自分自身を俯瞰してみましょう。

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心理カウンセラー向いていない人の特徴

感受性が強すぎる人

人から相談を受けると、苦しみやつらい気持ちに感情移入しすぎてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

相手の気持ちに共感できる感受性は、心理カウンセラーとして大切な資質です。
しかし、相談者に共感しすぎるあまり、自身も感情が不安定になってしまうと良いカウンセリングをおこなうことは難しいでしょう。

相談者に寄り添いつつも自分の中で一線を引き、あくまでカウンセラーとして寄り添えるように自身のメンタルをコントロールする必要があります。

自分は感受性が強いと感じている方は、心理学の学習を通して自身のメンタルケアも身につけると良いでしょう。

人と話すことが苦手な人

人とのコミュニケーションに苦手意識がある人、好きではない人は心理カウンセラーに不向きかもしれません。
カウンセリングは、コミュニケーションを続けることが求められる業務だからです。

カウンセリングでは、相談者の話をじっくりと聞き、気持ちに寄り添った上でどのようにしていくのが最良かを伝える必要があります。

また、コミュニケーションが苦手な相談者も少なくありません。
こういった相談者に対しては心理カウンセラー側から働きかけ、コミュニケーションをおこなっていく能力が求められます。

聞く力、伝える力どちらが欠けていても相談者を支援することは難しいでしょう。

思い込みが強い人

「こうあるべきだ」という自分の価値観が正しいと思い込んでしまう人も心理カウンセラーには向いていないかもしれません。

心理カウンセラーは、相談者の悩みに寄り添い、相手の考え方を尊重しながら支援していく必要があります。
考え方や悩み・解決方法に正解はないため、相手を否定して自分が正しいと思う方法を押し付けるような対応はすべきではありません。

何が正しいかを思い込むことなく、相談者の思いを尊重できる人が心理カウンセラーに向いているといえるでしょう。

向上心がない人

心理カウンセリングに必要な知識は、一度学んだら終わりではなく、常に学び続ける必要があります。

心理に関する専門的な知見はアップデートが繰り返されます。
その知識を基に、相談者の課題解決を支援するより良い方法を探っていくのが心理カウンセラーの仕事です。

カウンセリングの仕事を始めた後も継続的に学習に励み、相談者の役に立つための向上心を持ち続けることが大切です。

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心理カウンセラーに必要な能力

心理カウンセラーに必要な能力

心理カウンセラーは適性や資質だけでなく、カウンセリングに不可欠なスキル・能力も持っている必要があります。

心理学・カウンセリングの知識

悩みを持った人の話を聞き、支援するには心理の専門知識やカウンセリングをおこなうためのスキルが不可欠です。
人の心について体系的な知識を持ち、先行研究などを基にした応用知識まで身につけておくことで、さまざまな事例に適切な支援をおこなえるようになるでしょう。

また、心理の知識を身につけていることを客観的に証明できる心理系の資格を取得しておくことで、相談者に安心を与えやすくなります。

コミュニケーション能力

心理カウンセラーは、相談者と対話することでカウンセリングをおこないます。そのため、相手の話を聞いてこちらからも話を促すコミュニケーションの技術が必要になります。

現在はメールやSNSを通した対話以外でのカウンセリング手段も普及してきていますが、そこでも文章でコミュニケーションを取るスキルが求められることは変わりません。

悩みに寄り添える忍耐力

相談者は、他の人に相談できない悩みを抱えている方も少なくありません。そんな相手から信頼してもらい、心の内を打ち明けてもらうためには多くの時間がかかることもあります。

また、例えどんな相談をされたとしても、否定することなく共感を示すことも大切です。

心理カウンセラーには、そんな相手に対して向きあい続け、肯定し続ける忍耐力が求められます。

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心理カウンセラーの仕事とは?

心理カウンセラーって何をするの?_心理カウンセラーに向いている人

心理カウンセラーに向いている人の適性についてご紹介しましたが、実際にはどのような業務をおこなうのでしょうか。
ここでは、心理カウンセラーの仕事内容をご紹介します。

教育機関でスクールカウンセリングをおこなう

学校などの教育現場に在籍し、スクールカウンセラーとしてキャリアアップすることができます。

スクールカウンセラーとは、生徒(児童)や保護者、教職員の相談やメンタルケアをおこなう職業です。

カウンセリングのほか、教職員向けのコンサルテーションやカンファレンスもおこないます。

スクールカウンセラーの仕事内容

  • 生徒や児童、保護者、教職員のカウンセリング
  • 不登校や問題行動などの対応の仕方を教職員に指導するコンサルテーション
  • 教育関係者で情報共有をおこない、課題解決に向けて話し合うカンファレンス

スクールカウンセラーとして働くために、臨床心理士の資格を取得するケースが多くみられます。

臨床心理士の資格取得が条件に指定されている求人も多いため、ぜひ受験を検討してみてください。

一般企業で社員のメンタルケアをおこなう

産業カウンセラーとは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する心理職の民間資格を持った人を指します。

一般企業などの労働現場で心理カウンセリングや研修をおこない、社員自らが問題を解決できるようサポートするのが役目です。

産業カウンセラーの仕事内容

  • メンタルヘルス対策
  • キャリア開発
  • 職場の人間関係の開発

産業カウンセラーは、常勤や非常勤、パートやアルバイトなど多様な働き方ができます。

資格を取得しなくても就職可能ですが、総務スタッフなど職種によっては資格保有者が優先されることがあります。

開業して人の悩みや性格改善などをサポートする

一般企業や施設にも就職せず、メンタル心理カウンセラーとして独立開業する方法もあります。

開業する際は、心理的知識のほか集客や経営などマーケティングスキルも必要です。

カウンセリング職は、資格を取得すればすぐに仕事を受注して収益化できるわけではありません。

まずは会社員として一般企業や教育現場などで心理職の実務経験を積み、在籍中に人脈を作ってからの独立をおすすめします。

また、独立前に集客用のホームページやSNS、ブログなどの情報配信媒体も用意しておきましょう。

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心理カウンセラーは誰でも名乗れるの?

心理カウンセラーは誰でも名乗ることができるのか、実態を解説します。

心理カウンセラーの肩書きは誰でも名乗れる

特別な資格が必要でない職種の場合は、誰でも心理カウンセラーの肩書きを名乗ることが可能です。
そのため、心理について独学で学んだとしても心理カウンセラーと名乗って仕事をすることも許されています。

ただ、資格を取得することでカウンセラーとしての知識や技術の証明となります。相談者からの信頼度が高まり、心理のプロとして安心してカウンセリングを受けてもらえるようになるでしょう。
年収アップやキャリア形成に役立つでしょう。

※国家資格となる公認心理師は、資格保有者以外の名称(肩書き)の使用が禁止されています。

特定の資格が必要な職業は例外

資格取得が条件となる心理職も実在しており、その代表格が「公認心理師」です。

公認心理師(または心理師)は「名称独占資格」に該当するため、資格保有者以外はこの名称を使うことができません。

※公認心理師法第44条により定められています。

この心理職は適正な業務維持のために、民間資格に使用される「心理士」と区別されています。

また、スクールカウンセラーなどの職業は、公認心理師や臨床心理士の資格が採用の条件になっている場合が多くなっています。この場合も、資格を持たない人がカウンセラーとして働くのは難しいでしょう。

このように、職種によって就職条件が設けられていることがあるため、希望する職種によっては必要な資格の取得を検討するとよいでしょう。

参考 厚生労働省 公認心理師

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心理カウンセラーの別名は?

心理カウンセラーの別名についてご紹介します。

サイコセラピスト

サイコセラピストは、心理カウンセラーと近い立ち位置にあります。

サイコセラピストとは、サイコセラピーを使用して相談者の問題解決に取り組む職業のことです。

一般的なカウンセリングよりも医学的な考え方を用いて、ターゲットとなる病状や心の問題解決に取り組みます。

対話による支援はカウンセリングと共通していますが、サイコセラピーの方がより医学的要素が強いのが特徴です。

心理相談員

心理相談員とは、職場で心の問題を抱えている社員に対し、ストレス改善の相談やアプローチをおこなう職業です。

産業カウンセラーのように高度な専門知識は使用せず、心理学的スキルでさまざまな心のケアに取り組みます。

心理相談員になるには、特別民間法人中央労働災害防止協会の「心理相談専門研修」の受講が必要です。

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心理カウンセラーになるには?

心理カウンセラーになるには

心理カウンセラーという肩書きは誰でも名乗ることができます。しかし、実際にカウンセリングをおこなうためには心理の知識や相談の技術を身につける必要があるでしょう。

ここでは、必要な知識を学び、技術の証明となる資格を取得することで心理カウンセラーになるための方法を解説します。

通学制もしくは通信制大学、大学院で学ぶ

臨床心理士や公認心理師は、大学や大学院の卒業(履修科目修了)が受験資格となります。

臨床心理士

  • 指定大学院または専門職大学院を修了する

公認心理師

  • 大学で指定科目を履修・卒業した後、大学院にて指定科目を履修する
  • 指定施設にて2年以上の実務経験を積む

臨床心理士や公認心理師の資格を取得するためには、大学・大学院での修学や実務経験が必要になり、ハードルが高い道のりになります。
ですが、そのぶん資格の社会的信頼性も高いため就職にも有利になりやすいでしょう。体系的に心理の知識を身につけ、探求することができることも利点です。
社会人の方は、通信制大学を利用することで仕事などと両立しながら学ぶこともできます。

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通信講座・スクールで学ぶ

心理カウンセラー資格を取るなら、通信教育や民間スクールで勉強する方法があります。

とくに通信講座は、自分のペースに合わせて在宅で勉強することができるので、心理カウンセラーを目指す入り口としておすすめです。

以下の資格は、約2〜4ヶ月の受講期間で取得できます。

通信講座の費用は、30,000円〜40万円前後と幅広く、資格の種類や受講期間によって変動します。

支払い負担が軽くなる月賦払いの講座も多いので、ぜひ検討してみてください。

関連記事 心理カウンセラー資格は大学に行かずに取れる?

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心理カウンセラーにおすすめの資格9選!国家資格も紹介

心理カウンセラーにおすすめの資格を紹介します。

メンタル心理カウンセラー

メンタル心理カウンセラー®資格とは、一般財団法人日本能力開発推進協会が主催する民間資格です。
メンタル心理カウンセラー®資格は検定試験に合格する必要がありますが、その受験資格も定められています。
協会指定の認定教育機関などでおこなう教育訓練の全カリキュラムを修了することで受験資格が得られます。
検定試験はカリキュラム終了後に協会ホームページより申し込み、受験料5,600円(税込)を振り込みます。
手続きの確認がとれてから約2週間で検定試験問題と解答用紙が送付されてきますので随時、在宅での受験が可能
です。
得点率70%以上で合格となり、答案受付後から約1ヶ月で合否の結果が送付されます。
合格者にはJADP認定メンタル心理カウンセラーの称号が付与され、認定証が発行されます。

履歴書にも書くことができる、カウンセリング業務での知識や技能を備えていることを証明する資格です。
初心者から目指すことができる資格のため、初めて心理を学ぶ方にもおすすめできます。
参考 一般財団法人 日本能力開発推進協会

ケアストレスカウンセラー

ケアストレスカウンセラーは一般財団法人職業技能振興会が認定する民間資格です。
メンタルヘルスにかかわる基礎的な知識を身につけ、ストレスによるメンタルの疾患が疑われる方への対応やメンタル疾患をどのように予防していくかなどを学ぶことで、適切にこころのケアを実践できるスキルを習得します。

すべてに共通する基礎的な知識を学べる「ケアストレスカウンセラー」から、「青少年」「高齢者」「企業中間管理職」と、対象に合わせた専門的なこころのケアを体系的に学習することができます。
それぞれの分野に関して学んでいくことで、さまざまな状況において悩みを抱えた方々へ効果的なカウンセリングを行えるようになるでしょう。

全国220会場以上のテストセンターで実施されるCBT形式試験(WEB試験)へ合格することで認定資格を取得できます。

資格取得後も希望者に向けたフォローアップ研修を開催。
カウンセリングの経験がなく、実際にどのようにカウンセラーとして活動すればいいかお悩みの場合は、実践形式でカウンセリング業務を身につける機会も用意されています。
資格取得後もスキルアップし、カウンセラーとしての実力をつけていけることもこの資格のメリットといえるでしょう。
参考 一般財団法人 職業技能振興会

メンタルヘルス・マネジメント検定®

メンタルヘルス・マネジメント®検定試験では、 職場での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を学ぶことができます。
仕事や職場でのストレスは今や大きな社会問題となっており、社員のメンタルヘルス・マネジメント、つまり心の健康を管理する取り組みは企業にとっても重要なものとなっています。

学習範囲としてはメンタルヘルスの一次予防(メンタル疾患を未然に防ぐこと、その健康を増進すること)に重点を置いており、組織全体でのメンタルヘルスケアを促進する内容となっています。

厚生労働省策定の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を受け、大阪商工会議所と施行商工会議所が実施しています。

Ⅰ種(社内のメンタルヘルス対策推進)、Ⅱ種(部門内、部下のメンタルヘルス対策推進)、Ⅲ種(従業員自らのメンタルヘルス対策推進)の3コースがあり希望のコースを受験できます。
検定試験合格後、所定の手続きをおこなうことで合格証明書が発行されます。

参考 大阪商工会議所

関連記事 
メンタルヘルスに関する資格取得

こころ検定®

こころ検定®では、人の心の動きが生活や社会に対してどんな影響を与えるかを、基礎心理学を中心に学んでいくことができる検定です。
一般財団法人日本こころ財団が主催し、2018年8月より文部科学省後援検定事業として許可されています。

こころ検定®は4級から1級までの等級があります。
4級はこころと向き合う、3級はこころを成長させる、2級はこころに触れる、1級はこころを援助する、といった学習目標が定められています。
受験合格する等級により、教育・子育て・産業・地域コミュニティ・医療・福祉・自分の成長など、様々な場面で活用できます。

4級から2級はどなたでも受験でき 、併願も可能です。
テストセンターでのCBT試験(WEB試験)に合格
すると受験日から約30日程度で合格証が発送されます。
1級の受験は、2級合格者もしくはメンタルケア心理士®資格登録者であることが条件になります。
テストセンターでのCBT試験に加え、会場試験として実技・口述試験がおこなわれます。
会場試験は合否発表日に学会から合否通知書が郵送されます。

また、2級合格者はメンタルケア心理士®、1級合格者はメンタルケア心理専門士®の資格登録申請も可能です。
参考 一般財団法人日本こころ財団

こころ検定®2級を目指せる講座 
メンタルケア心理士講座

公認心理師

公認心理師は、日本初の心理職の国家資格です。
名称独占資格であり、「公認心理師」や「心理師」のつく名称は公認心理師以外では使用できません。
心理に関する支援を必要としている人やその関係者への相談や助言のみでなく、心の健康に関する知識を普及するための教育や情報提供も活動内容としています。
保健医療、福祉、教育、司法、産業などの幅広い分野での活躍が期待されています。

公認心理師は、国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的として2017年9月に施行された「公認心理師法」を根拠に、2018年より試験が開始されました。

公認心理師の受験資格を得るためには、4年制大学で指定科目を履修した後、大学院にて指定科目を履修する、または指定施設での2年以上の実務経験が必要です。
また、これらと同等以上の知識と技術があると認定された場合も受験が認められます。

公認心理師を目指す場合は、指定科目が履修できるか、条件を満たしているのかを事前に確認しておきましょう。
受験資格の詳細については指定試験機関及び指定登録機関である、一般財団法人公認心理師試験研修センターのホームページでも確認できます。

試験に合格し、登録をすることによって、「公認心理師」の名称を用いて活動することができます。

他の心理系資格と比較すると取得の難易度が高くなっていますが、そのぶん医療機関や学校など幅広い職場で求められています。

参考 一般財団法人 日本心理研修センター
参考 公認心理師について詳しく

認定心理士

認定心理士とは、公益社団法人日本心理学会によって、大学で心理学に関する標準的な基礎知識や技術を修得していることを認定される民間資格です。

4年制大学を卒業後、修了した単位を申請することで認定が受けられますので資格試験はありません。
卒業後に他の大学や通信制大学などで追加で修了した単位も合わせて申請することができます。

認定心理士の資格申請は郵送かWeb上でおこないます。
これまでの申請方法は郵送のみでしたが、一部の証明書等の郵送をおこなえば、日本心理学会ホームページの認定心理士申請システムからWeb申請が可能です。

申請後、単位認定基準に基づいた審査がおこなわれ、合格の場合は認定料振込を経て、認定証・IDカードが付与されます。

また、卒業後時間が経過しても申請ができますので、社会人になってから認定心理士の資格取得を目指す方は大学時代に修得した必要単位を確認してみてください。
直接心理に関する仕事をしていない場合でも、認定心理士資格が心理学の知識の証明として、アピールのひとつとなり得ます。
大学で心理学関連科目を修得した覚えのある方は資格申請を考えてみてはいかがでしょうか。
参考 公益財団法人 日本心理学会
参考 認定心理士について詳しく

臨床心理士

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。
臨床心理学に基づく知識や技術を用いて心の問題に取り組む心理専門職であり、1988年から資格認定がおこなわれてきました。

臨床心理士資格の取得には 臨床心理師養成に関する指定大学院もしくは専門職大学院の修了し、資格試験に合格する必要があります。
試験合格後、資格登録証明書の発行手続きを完了することによって、資格の認定がされます。
また、5年毎に資格更新が義務づけられており、つねに専門知識習得、能力の維持向上が求められています。

臨床心理士は、相談者の立場から問題の所在を明らかにし、それぞれの特徴に応じてさまざまな臨床心理学的技法で心の支援をおこないます。
また、個人のみではなく地域社会全体での活動も専門業務とされています。

臨床心理士による心の支援活動は、スクールカウンセラー・子育て支援・高齢者支援などがあり、医療・保健・福祉・教育など多くの分野での活動がされています。
また、協会によると、個人で相談所を開設する私設臨床心理士も増加傾向にあるようです。

医療機関やスクールカウンセラーの求人では、臨床心理士を条件としている場合も多いため、これらの仕事を目指す方は取得をおすすめします。

大学・大学院での修了と併せて、合格率60%台の資格試験への合格も必要となり、取得の難易度は低くない資格ですが、それだけ活かせる場所も多くなります。

参考 公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会
参考 臨床心理士について詳しく

交流分析(TA)

交流分析とはTA=Transactional Analysisの哲学が基盤になる、自分と他者を分析して理解するための理論です。
自分と他者のそれぞれを理解することで、より良い関係を構築することができる心理療法として知られています。

団体ごとに認定資格が違いますが、より初学者向けの認定資格として代表的なのはNPO法人日本交流分析協会が認定する「交流分析士」と職業技能専門教育研究機構が認定する「TA(交流分析)カウンセラー」です。
どちらも指定講座の受講後に認定試験へ合格し、認定を受けることで資格が取得できます。
「交流分析士」の講座は日本交流分析協会支部やTAカレッジにて、「TA(交流分析)カウンセラー」の講座は全国のヒューマンアカデミーの校舎にてそれぞれ受講が可能です。

交流分析は、営業職や接客業など人と接する機会が多い仕事に就いている方、保育士、看護師、介護士の方に向いているといわれていますが、自己理解につなげるために学ぶ方も多いようです。

その他に日本交流分析学会が認定する「日本交流分析学会認定 交流分析士」という資格がありますが、こちらは交流分析の実戦経験なども問われますので、よりプロ向けの資格となります。
参考 NPO法人 日本交流分析協会
参考 特定非営利活動法人 職業技能専門教育研究機構

SNSカウンセラー

SNSカウンセラーとは2017年に発足された全国SNSカウンセリング協議会により認定される資格です。
コミュニケーションツールの変化とともに、SNSカウンセリングの需要が高まる社会状況において、安心・安全なSNSカウンセリングを提供できる人材として全国SNSカウンセリング協議会が保証することを目的とした資格登録制度となります。

心理カウンセラー資格(公認心理師・臨床心理士・産業カウンセラー・認定心理カウンセラー・プロフェッショナル心理カウンセラー・ガイダンスカウンセラー)を持っている方は、 SNSカウンセラー養成講座を修了することで、認定登録の申請ができます。
その他の隣接国家資格(キャリアコンサルタント・精神保健福祉士・社会福祉士)をお持ちの方は、SNSカウンセラー養成講座とカウンセリング講座50時間以上を修了することで、認定登録の申請が可能です。

SNSカウンセラーは遠隔でのカウンセリングが可能で、今後需要が見込まれる資格です。
心理カウンセラー資格をお持ちでない方も、今から取得を目指すことで活躍できるチャンスが多くあるでしょう。
参考 一般財団法人 全国SNSカウンセリング協議会
参考 SNSカウンセラーについて詳しく

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心理カウンセラーの資格は独学で取得が可能?

独学で取得可能な心理カウンセラー資格2つを紹介

メンタルヘルス・マネジメント検定®」「こころ検定®」2つの心理系資格は、受験資格がないため独学で取得することもできます。

「自分が心理カウンセラーに向いているかわからないので、まずは独学で勉強したい」とお考えの方にもおすすめです。
書店などで公式テキストを購入し、試験対策をおこなう学習方法がスタンダードでしょう。

メンタルヘルス・マネジメント検定®」は職場でのメンタルヘルスケアを、「こころ検定®」は基礎的な心理の知識をそれぞれ身につけることができます。

それぞれ検定対策講座も開講しているため、確実に合格したいと考える方は受講を検討してみても良いかもしれません。

独学では受験資格を満たせない資格も多い

公認心理師、臨床心理士、認定心理士といった大学・大学院での特定科目の修了が取得の条件となっている資格は、独学で取得することができません。

また、メンタル心理カウンセラーやSNSカウンセラーといった資格も、所定の講座を修了することが必要です。

独学での取得はできませんが、通信講座の修了が資格試験の条件となっている資格は、比較的取得を目指しやすいでしょう。

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心理カウンセラーの資格を目指せるおすすめスクール

ヒューマンアカデミー / 通信講座(通信)

ココがポイント!心理系講座が21講座!あなたに合った講座が見つかる

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ヒューマンアカデミー / 通信講座

TERADA医療福祉カレッジ/通信(通信)

ココがポイント!基礎から上級まで目的に合わせてコースが選べる!

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ヒューマンアカデミー 心理学講座(通学/全国)

ココがポイント!カウンセラーとして必要なスキルを総合的に学べる!

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ヒューマンアカデミー 心理学講座

一般社団法人 Cocoloラーニングアカデミー(通学/全国)

ココがポイント!少人数制でアットホーム。ビジネスや生活で使えるNLPを学ぶ!

スクールホームページ:
一般社団法人 Cocoloラーニングアカデミー

リカレントメンタルヘルススクール(通学/関東・関西・東海・東北)

ココがポイント!メンタルヘルス対策のプロを育成する

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リカレントメンタルヘルススクール

TKN心理サロン(通学/関西)

ココがポイント!「心のドアを優しくノックできる」カウンセラーになろう!

スクールホームページ:
TKN心理サロン

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まとめ|自分が心理カウンセラーに向いているか適正を知ろう

心理カウンセラーに向いている人は、「人に関心を持ち、相手の役に立ちたいと思える」「一線を引いて程よい距離感で話を聞ける」ような方であるとご紹介しました。

逆に「感受性が強すぎる」「人と話すのが苦手」という方が心理カウンセラーを目指したい場合は、そういった性質の改善に取り組んでも良いかもしれません。

心理カウンセラーを目指すなら自分が心理職に適正かを判断し、どの分野を目指すか方向性を見極めることが大切です。
希望する活かし方が決まったら、心理カウンセラー資格を取得してキャリアアップに努めることをおすすめします。

資格取得は、就職(転職)や開業の際にカウンセラーの専門性を表す指標になります。
たとえば、資格を活かして学校に就職し、スクールカウンセラーや臨床心理士として実務経験を積むことも可能です。
このほか、メンタルケア心理士など上級カウンセラーとして活躍を目指すこともできるでしょう

また、心理カウンセリングのスキルが活かせるのは、心理カウンセラーの仕事だけではありません。
会社の管理部門や営業職など人とかかわる仕事や、私生活で周囲の人への支援や良好な人間関係構築にも活用できます。

心理カウンセラーを目指さない場合でも、心理の資格取得はあなたの人生に大いに役立つでしょう。

さらに詳しく 心理カウンセラーにおすすめの資格9選

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