2018年より試験開始。日本で唯一の心理系国家資格。
公認心理師
こうにんしんりし
公認心理師とは、日本で初めての心理職の国家資格。複雑かつ多様化する心の健康問題に対応するために創設された資格です。大学等で指定の科目を修める、指定の機関で実務経験を積むなど、受験資格を満たしてから国家試験に合格することで資格を取得できます。
公認心理師の役割は、心理学に関する専門的知識・技術をもって、関連する職種と連携を取りながら、心理的なケア・支援を必要とする人をサポートすること。資格取得者には保健医療、福祉、教育、産業などさまざまな分野での活躍が期待されています。
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- 試験区分
- 国家資格
- 主催団体
- 厚生労働省
- 受験資格
- 次のいずれかの条件を満たした方に受験資格が認められます。
[1]4年制大学において必要な科目を修了し、大学院において必要な科目を修了した方
[2]4年制大学において指定の科目を修了し、指定の施設で2年以上の実務経験を積んだ方
[3]上記[1][2]と同等以上の知識および技能を有すると認められた方
【特例措置】
公認心理師法の施行後5年間は、特例措置で下記いずれかの条件を満たした方にも受験資格が認められます。
・施行前に大学院で必要な科目を修めた方
・施行前に大学に入学した方で、施行日以後に必要な科目を修めた方
・施行前に大学に入学した方で、必要な科目を修めて卒業し、施行後に大学院で必要科目を修めて卒業した方
・施行前に大学に入学した方で、必要な科目を修めて卒業し、大学卒業後に2年以上の実務経験を積んだ方
・5年以上の実務経験のある方で、指定の講習を受講した方 (※ただし、実務を離れてから公認心理師法施行までに5年以上経過している方は受験資格対象外となります。)
公認心理師法の施行日は2017年(平成29年)9月15日であり、特例措置の適用は2022年(平成34年)9月15日迄です。 - 合格率
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- 出題内容・形式
- ▽出題項目
1.公認心理師としての職責の自覚
2.問題解決能力と生涯学習
3.多職種連携・地域連携
4.心理学・臨床心理学の全体像
5.心理学における研究
6.心理学に関する実験
7.知覚及び認知
8.学習及び言語
9.感情及び人格
10.脳・神経の働き
11.社会及び集団に関する心理学
12.発達
13.障害者(児)の心理学
14.心理状態の観察及び結果の分析
15.心理に関する支援(相談、助言、指導その他の援助)
16.健康・医療に関する心理学
17.福祉に関する心理学
18.教育に関する心理学
19.司法・犯罪に関する心理学
20.産業・組織に関する心理学
21.人体の構造と機能及び疾病
22.精神疾患とその治療
23.公認心理師に関係する制度
24.その他(心の健康教育に関する事項等)
▽試験形式
マークシート方式 - 日程
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【第8回 公認心理師試験】
試験:2025年3月2日(日)
申込:2024年12月2日(月)
締切:2024年12月27日(金)[消印有効]
発表:2025年3月28日(金)14時予定
- 検定料
- 28,700円
- 問い合わせ先
- 一般財団法人 日本心理研修センター
https://www.jccpp.or.jp/Top.cgi
〒112-0006 東京都文京区小日向4丁目5-16 ツインヒルズ茗荷谷10階
TEL:03-5645-8462(平日 9:00〜17:30) - 補足情報
- 公認心理師は名称独占資格であり、公認心理師以外が「公認心理師」あるいは「心理師」と名乗ることはできません。民間資格で多く使用されている「心理士」と区別するため「公認心理師」という名称となっています。