需要がある資格をランキング形式で紹介!コロナ禍や円安など不安な世の中でも需要があり、不況に負けない将来性がある資格とその理由を解説。それぞれの資格取得におすすめのスクールも紹介しています。
▼もくじ
・景気に左右されず需要がある資格ランキング!
├簿記
├登録販売者
├医療事務
└電気工事士
・将来的にも需要がある業界の資格ランキング!
├FP(ファイナンシャルプランナー)
├IT系資格
├介護系資格
└看護師
・独立・開業が可能な資格ランキング!
├行政書士
├宅建士(宅地建物取引士)
├中小企業診断士
└社会保険労務士(社労士)
・需要のある資格とはどんな資格?
・需要がある資格を取得するメリット
景気に左右されず不況に強い資格ランキング!
簿記
景気に左右されず不況に強い資格の代表格といえるのが、簿記でしょう。
会計知識や企業間のお金の動きを理解できるスキルは、様々な業界・業種で活かすことができます。
経理はもちろんのこと、営業職や開発職など、どの仕事でも持っておくべき知識といえるでしょう。
税理士を目指す前の基礎的な知識も学べるため、会計系の仕事でスキルアップしていくための足がかりにも有効です。
簿記には複数の種類がありますが、中でも日商簿記は人気もあり、認知度の高い資格です。転職時にも採用担当者から評価されやすいでしょう。
通信講座も多く開講されており、働きながら取得を目指しやすい点も魅力のひとつです。
▼簿記のおすすめスクール
資格スクール大栄(通学/全国)
試験合格に絶対の自信!資格スクール大栄でキャリアを切り拓く!
ヒューマンアカデミー/通信講座(通信)
試験の頻出ポイントをバランスよく学習!
大栄のオンライン講座(通信)
挫折させない通信講座!通学のような手厚いサポート!
登録販売者
薬局やドラッグストアなどで第2類・第3類医薬品を販売できる登録販売者も、景気に左右されにくい資格です。
高齢化社会の中、ドラッグストアの店舗数は増加しており、国内で2万件を超える状態です。
売上高も上昇しており、今後も需要が増大していくことが予想されます。
そのため、登録販売者の資格を取得すれば、多くの場所で就職しやすくなるといえるでしょう。
女性も多く活躍しており、ライフスタイルに合った働き方ができます。
都道府県が認定する公的資格ではありますが、受験資格はなく誰でも試験を受けられます。また、難易度はそこまで高くありません。
通信講座などを利用して試験の対策をおこなえば、比較的短い時間で合格を目指すことが可能でしょう。
▼登録販売者のおすすめスクール
ヒューマンアカデミー/通信講座(通信)
初学者から1発合格を目指す!
三幸医療カレッジ(通学/全国)
合格率82%(全国平均43%)を誇る人気講座/通信講座もあり
医療事務
医療事務も、人がいる限りニーズが絶えることのない医療分野で活躍できる資格です。
医療機関にかかる機会は、多くの人が景気などに左右されることなくコンスタントに発生します 。
病院やクリニックも全国各地に存在するため、資格を取得しておけば出産や育児、介護などでブランクがあっても、再就職しやすくなるでしょう。
医療事務資格にはさまざまな種類が存在し、場所によってどの資格を求められるかが変わる可能性もあります。
活かしたい方面を見定めてから勉強を始めると確実に資格が役立つようになるでしょう。
▼医療事務のおすすめスクール
ヒューマンアカデミー/通学(通学/全国)
一流講師の授業を教室でも、自宅でも、何度でも受講できる!
ヒューマンアカデミー/通信講座(通信)
初学者目線でやさしく解説!最短3ヶ月で資格取得が目指せる!
電気工事士
景気に左右されず働くことができ、手に職をつけられる電気工事士も需要の高い国家資格です。
電気工事士は、私たちの生活に欠かせない電気を扱うプロ。
近年日本の設備老朽化により、既存建物の改修や補修には需要が続きます。
電気工事に関連する仕事は資格がなければ取り組めない業務もあり、資格取得者が求められます。
年齢を問わず需要があり長く働けることも魅力です。
電気工事士の有効求人倍率は令和4年5月で3.14と、人手不足の状況となっています。
この不況下でも需要が高い資格であるといえるでしょう。
出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和4年5月分)について
設備の保安業務へ参入し、安全を守る役目を果たせば、ストックビジネスもできるでしょう。
合格率は筆記試験が60%前後、実技試験が70%前後と、そのニーズの高さと比較すると取得を目指しやすい難易度であることもポイントです。
▼電気工事士のおすすめスクール
エフ・ユー 第二種電気工事士試験 対策講座(通学/関東)
あなたの為に電気工事士合格をサポートします。
将来的に安定している業界の資格ランキング!
FP(ファイナンシャルプランナー)
ファイナンシャルプランナーは、安定した業界で働きやすい資格のひとつといえます。
FP2級以上は人々の関心が高い金融や保険、不動産業界への就職・転職に有利だからです。
高齢化傾向は進み、人生100年時代ともいわれる状況となっています。
その長い期間を安定した生活の中で過ごせるとは限らず、定年後に年金を受給するまでの期間も長くなっています。
そのため、将来に対して不安を持つ人も少なくありません。
保険の見直しや資産運用による金銭管理、マイホームの建築等ライフプランニングする人は多く、その助けになるファイナンシャルプランナーは頼られる存在となるでしょう。
FP技能士は国家資格ですが、3級は興味がある方ならどなたでも国家試験を受験し、取得を目指すことができます。
▼FP(ファイナンシャルプランナー)のおすすめスクール
資格講座メダリストクラブ/通信講座(通信)
実務経験豊かな講師陣が合格へと導きます!
大栄のオンライン講座(通信)
挫折させない通信講座!通学のような手厚いサポート!
IT系資格
デジタル社会といわれる今、IT系の資格やスキルは将来的にも需要のある資格の代名詞といえます。
今後のITビジネスの成長は加速し、 システム構築や解析、運用の需要はさらに高まっていくことが予想されます。
各企業ではDX推進も推し進められており、スキルを持った人材は大変重宝されます。
業界未経験の方や今から知識を身につけたい方は、国家資格であるITパスポートで基本的なリテラシーを証明するところから始めてみてはいかがでしょうか。
受験資格はなく、どなたでも取得を目指せます。
さらに実際IT系の業務に就きたいとお考えの方は、基本情報技術者試験を目指すと、汎用的に資格・知識を活かせるでしょう。
▼IT系資格【ITパスポート】のおすすめスクール
ヒューマンアカデミー/通信講座(通信)
学業&就職に生かせる国家資格を最短取得!
介護系資格
介護職員初任者研修、介護福祉士など介護にかかわる資格も、将来的に仕事に困ることの少ない資格といえるでしょう。
高齢化は、今後さらに進行する恐れがあるからです。
日本の人口は将来減っていくにもかかわらず、75歳以上の人口はどんどん増加していく見込みです。
その推移に併せて、介護系資格の需要も高まっていくでしょう。
厚生労働省が発表した令和4年2月の介護保険事業状況報告(暫定)によると、令和4年2月末時点で要介護認定者は約690万人。
5年前と比較しても約60万人増加しています。
介護職員の確保は国も課題としており、処遇改善のための取り組みも積極的におこなわれています。
出典:厚生労働省 介護保険事業状況報告(暫定)令和4年2月分
介護の国家資格である介護福祉士の国家試験を受験するためには、受験資格として実務経験が必要になります。
未経験の方は、まずは介護の入門資格である介護職員初任者研修で基礎知識を身につけ、現場で経験を積むことをおすすめします。
▼介護系資格【介護の入門資格・介護職員初任者研修】を目指せるおすすめスクール
ニチイ(通信・通学/全国)
教室は全国に約300ヵ所!介護サービス大手のニチイが資格も就職もサポート!
ベネッセ介護職員初任者研修(通学/全国)
受講料キャッシュバックもあり!安心の就業サポート
未来ケアカレッジ関東(通学/関東)
実績と信頼なら『未来ケアの初任者研修』東京・神奈川・埼玉・千葉県で毎月開講!
ジャパンホームケアスクール(通学/東海)
介護施設を運営しているH&Mホールディングスの介護専門スクール
看護師
看護師は、将来的に安定しています。
医療業界は今後の高齢社会に伴い益々の発展が想定され、ニーズが高いからです。
医師をサポートする看護師の求人は非常に多く、業界の市場規模も大きいため転職しやすいでしょう。
2021年度病院看護実態調査によれば、看護師の税込平均給与総額は384,745円でした。
安定した給与で長く稼げることが魅力です。
独立・開業が可能な資格ランキング!
行政書士
法律の専門知識を持つ行政書士は、独立開業を目指しやすい国家資格の代表格。
事業を立ち上げる費用も比較的低額で済むため、新たに独立を目指すためのハードルが高すぎない点が魅力です。
独立開業以外にも行政書士事務所への就職など、幅広い働き方を選べます。
公的機関への申請に必要な書類作成・代行手続きを実施し、個人情報も扱う行政書士は、顧客を獲得し信頼関係を築いていくことができればより高収入を期待できます。
税理士などの資格とダブルライセンスを取得すれば、より活躍の幅が広がるでしょう。
学歴などの受験資格も特になく、誰でも受験できます。
▼行政書士のおすすめスクール
資格スクール大栄(通学/全国)
試験合格に絶対の自信!資格スクール大栄でキャリアを切り拓く!
大栄のオンライン講座(通信)
挫折させない通信講座!通学のような手厚いサポート!
宅建士(宅地建物取引士)
宅建士(宅地建物取引士)は、不動産取引にかかわる国家資格。
不動産売買時における重要事項の説明や契約内容が記載された資料への署名押印など、保有者以外は対応できない業務をおこなうことができる「業務独占資格」です。
不動産業として独立を考える場合、ぜひ取得しておきたい資格です。
不動産の取引は大きなお金が動くため、一契約ごとに高い売上が期待できます。
そのため、営業力があれば稼げる資格といえるでしょう。
決まった商品を売る仕事のように在庫をかかえることがないことも魅力です。
宅建士の資格は不動産営業として高収入を目指せるほか、不動産事務としてライフイベントに合わせて働いたり、保険・金融業界で活かしたりすることも可能です。
▼宅建士(宅地建物取引士)のおすすめスクール
資格スクール大栄(通学/全国)
試験合格に絶対の自信!資格スクール大栄でキャリアを切り拓く!
資格講座メダリストクラブ/通信講座(通信)
現役大学講師と弁護士による臨場感溢れるライブ配信授業!
大栄のオンライン講座(通信)
挫折させない通信講座!通学のような手厚いサポート!
日本不動産学院大阪(通学/関西)
【宅建資格指導歴51年】老舗校ならではの合格方法があります!
中小企業診断士
中小企業診断士は、経営コンサルタントとして独立を目指せる国家資格です。
国家試験は科目の範囲が広く、しっかりとした受験対策をおこなう必要はありますが、そのぶん資格の価値も高いといえるでしょう。
日本にある企業の9割を占める中小企業の課題解決を支援することができ、クライアントとなる対象が多いことが魅力です。
窓口相談・指導や専門家派遣、社内研修の講師など、様々な分野で活躍することができるでしょう。
また、国や地方公共団体からの委託業務も請け負うことができます。
▼中小企業診断士のおすすめスクール
KECビジネススクール&コンサルティング(通学/関東・関西)
通学もオンラインも徹底した少人数双方向授業!
ヒューマンアカデミー/通信講座(通信)
合格に必要な範囲だけを徹底的に学習!
社会保険労務士(社労士)
社会保険労務士(社労士)は、企業の人事労務にかかわるプロフェッショナル。
個人で活躍する社労士も多く存在します。
労務に関連する書類の作成提出は企業に必須なため、新しく会社ができると仕事が舞い込むチャンスが増えて重宝されます。
また、コロナ禍で需要が増えた助成金の申請なども請け負うことができるため、今後も必要とされる局面が多いでしょう。
2年以上の実務経験か指定講習終了後に社会保険労務士連合会へ登録すれば、独立開業をおこなうことができます。
▼社会保険労務士(社労士)のおすすめスクール
資格講座メダリストクラブ(通学/関東)
短期集中で要点をまとめた、無駄のない学習で合格へと導きます!
資格スクール大栄(通学/全国)
試験合格に絶対の自信!資格スクール大栄でキャリアを切り拓く!
ヒューマンアカデミー/通信講座(通信)
Web講義で自分に合った受講スケジュールを実現!
自由が丘産能短期大学 通信教育課程(通信)
ストレート(標準学習期間)の卒業率に自信!!
需要のある資格とはどんな資格?
景気に左右されず不況に強い資格
多数の資格の中で、景気に左右されず不況に強いものが需要のある資格といえるでしょう。
どのような問題に直面しても、食いっぱぐれない力を確実に身につけることができるからです。
AI技術が発達しても、人だけができる勤務内容もあります。
勉強が大変でも公認会計士や司法書士など難関資格は合格者が少ないため、取得することができれば引く手あまたのなか働くことができるでしょう。
このように、不況でも資格を取得すれば自己の市場価値を向上することができます。
仕事や子育てで忙しい社会人が、仕事をしながら難関資格を目指すことは難しい場合もあるかもしれません。
そんな方は、簿記や介護系資格といった比較的取得しやすく景気に左右されにくい資格の取得を目指すことで、無理なくスキルを身につけられるでしょう。
将来的に安定している業界の資格
将来的に安定した業界の業務で求められる資格は、需要が高い状態が今後も続くでしょう。
その需要に比例して求人も多く出るため、取得した資格を活かせる仕事に就きやすいこともメリットです。
成長が見込めるIT系資格や、高齢社会に伴い必須な介護系・医療系の資格を取得すれば安定した業界で働きやすくなります。
就職・転職後も自身の能力を向上し、キャリアアップしていくことができれば、より良い待遇を得ることもできるでしょう。
コロナ禍のような予想できない状況になったとしても、リストラや倒産の危機が少ない職種で活かせる資格をおすすめします。
独立・開業が可能な資格
企業からの雇用に頼らず働ける、独立・開業に有利な資格にも需要の高いものが多くあります。
例えば保持者だけがその業務をおこなうことができる業務独占資格など、専門性の高い資格が挙げられます。
また、ひとつの資格だけではなく、複数の資格を取得することでより需要の高い個人事業主として活躍できるでしょう。
例えば、社会保険労務士(社労士)と中小企業診断士を取得すれば、経営面と人事労務面の双方から企業をサポートすることが可能になります。
独立・開業をしたのちにも競合と差別化することができます。
業務量などを自身で調整でき、ワークライフバランスを管理しやすいのも独立して働くことの魅力といえるでしょう。
需要がある資格を取得するメリット
就職・転職しやすくなる
需要がある資格を取得することで、就職・転職に困ることは少なくなるでしょう。
社会的に需要がある業界は、人手を欲していることがほとんどです。
そのため、その業界・仕事で活かせるスキルや知識があることを証明する資格があれば、数多くの求人に応募することができるのです。
また、求人によっては有資格者であることが応募条件となっている場合もあります。
資格がない人は応募ができないため、競争率も低くなります。
需要がある資格を持っていれば、就職・転職先が見つからない、応募しても採用されないという可能性を少なくすることができるでしょう。
年収アップを狙える
需要がある資格の取得は、年収の向上も期待できます。
社会的ニーズの高い仕事で活かせる資格があれば、その業界で就職しやすくなるのは前述の通りです。
社会的なニーズの高い仕事は、高い報酬が与えられることが多くなっています。
令和2年の賃金構造基本統計調査によると、社会保険労務士や中小企業診断士が分類される「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」に就いている方々の年収は平均で1,000万円以上でした。
これは平均の数値にはなりますが、他の職種と比較しても高い年収を稼げることは確かです。
取得する難易度が高い資格の方が保有者が少ないため、需要が集まりやすく高収入を狙える傾向にあります。
学習や試験へのチャレンジへ数年かかる資格もありますが、そのぶんメリットも大きいといえるでしょう。