近年、新型コロナウイルスの流行や物価高騰、災害の発生など、今後の経済に不安を覚えた方も多いのではないでしょうか。
長い人生どんなことが起きるかわからない中、今回は不況に強い資格や仕事をご紹介します。
1.保育士
こども家庭庁が公表しているデータによると、保育所等の待機児童数の数は年々減ってきていますが、まだ解消とはなっていません。
共働き家庭は年々増加し、出産後も仕事を続ける女性が増えている中、保育園等で働く保育士の需要はまだまだ高いと言えます。
さらに不況時は子どもを預けて働きたい人が増加することから、保育士は不況に強い資格・仕事です。
保育園で働く他にもさまざまな活躍の場があります。現在ベビーシッターや発達支援施設の需要も増えており、国家資格の保育士を持っている方に預けたいと考える方も多いのではないでしょうか。
また、保育士資格をもっている方は学童保育を指導する専門資格である「放課後児童支援員」取得をするための研修を受けることができ、研修科目の一部も免除になります。
障がいをもつ子どもの支援を行う放課後デイサービスでも、児童指導員か保育士の配置基準があるなど、需要があります。
保育士のなり方
保育士資格を取得する方法は、@保育士試験に合格する、もしくはA養成校で必要な単位を取得し卒業する、の2通りです。
社会人や主婦の方が保育士を目指す場合は、年に2回開催されている保育士試験にチャレンジする、もしくは通信制大学で卒業と同時に取得する方法がおすすめです。
保育士おすすめポイント
- 働くママの増加で需要増
- 不況時も仕事がなくなりづらい
- さまざまな活躍の場がある
保育士が目指せるおすすめスクール
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2.介護職
厚生労働省が公表しているデータによると、日本の認知症高齢者数は、2025年には約320万人になると推計されています。
介護職は超高齢化社会の日本において今後もニーズが増加し続ける仕事です。不況時も介護サービス利用者が皆無となる可能性は低く、不況に強い仕事と言えます。
資格制度も徐々に整いつつあり、入門資格の介護職員初任者研修から実務者研修、さらに上級の資格である介護福祉士やケアマネジャーなど、長期でキャリアを積みながらスキルや収入をアップしていくことも可能です。また、介護施設で事務職として活躍する介護事務(ケアクラーク )という仕事もあります。
介護職に就くには
介護職は、入門資格である介護職員初任者研修から始まり、介護福祉士の受験資格である実務者研修、国家資格である介護福祉士など、働きながら徐々にステップアップしていきます。賃金も少しずつアップしており、介護福祉士には資格手当がある場合も多いです。
介護職おすすめポイント
- 高齢化社会で需要増
- 不況時も求められる業界
- 長期でのキャリアアップが可能
介護職が目指せるおすすめスクール
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3.医療事務
医療事務は病院や診療所等で事務全般を行う仕事です。受付業務やレセプト(診療報酬明細書)の作成や提出などを行います。
もともと医療業界は不況に限らず求められる仕事ですが、超高齢化社会の日本では、今後高齢者が増えることで医療業界の需要はさらに増えると予想されます。そんな医療業界で働く医療事務は、不況に強い資格・仕事と言えるでしょう。
主な勤務先である病院は全国各地に存在し、女性のライフステージに合わせて正社員やパートなど働き方をチェンジできるところも魅力です。
医療事務になるには
資格は複数あり、ほとんどの資格が在宅受験が可能なので、なかなか外出できない方にもおすすめです。
医療系資格の中では難易度も低く、女性に人気の資格です。
医療事務おすすめポイント
- 女性が働きやすい
- 不況に影響されにくい医療業界の仕事
- 在宅でも資格が取得できる
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4.公務員
安定しているイメージがある公務員は、国または地方公共団体の公務を担当する仕事です。国の機関であれば「国家公務員」、地方公共団体であれば「地方公務員」となります。
民間企業の場合は、不況の影響でリストラされるということもありえますが、公務員は不況の影響でリストラされることはありません。労働環境が安定していて残業が少ないことや、産休や育休もしっかりとれるところも魅力です。
公務員になるには、公務員試験に合格する必要があります。試験によって年齢要件がありますので、一度民間企業に就職した方が目指す場合は早めの準備が必要となってきます。まずは、なりたい公務員の種類から必要な試験を把握し、しっかりと計画を立てながらスクール等で学ぶことがおすすめです。
公務員おすすめポイント
- 国や社会のために働ける
- 不況時でもリストラされない
- 労働環境が安定しており女性も働きやすい
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5.インフラエンジニア
私たちが普段何気なく使っているネットワークやサーバ環境などを作り、快適に使えるよう整備してくれるエンジニアのことです。
サーバエンジニアやネットワークエンジニアという言い方もされ、設計、構築、運用・保守を行います。
企業のインフラを整備する仕事のため、不況に影響されにくい仕事と言えます。
そのほかにもデータベースエンジニアと呼ばれるデータベースの設計や運用を行う仕事も、企業の中では不可欠な存在となり不況に強いと言えます。
インフラエンジニアになるには
インフラエンジニアを目指す方におすすめな資格はLPICやCCNAです。大手企業の中では、資格保有者がいない企業からは案件を受注しないところも存在するようです。未経験の方は、IT業界を目指したいけど仕事の種類や違いもわかりづらいと感じる方も多いと思います。まずはITスクール等で、自分の目指すキャリアに合った資格スキルを相談してみましょう。国家資格でITの入門であるITパスポートを取得してみるのも良いでしょう。
インフラエンジニアおすすめポイント
- 縁の下の力持ちの仕事
- 企業に不可欠なので不況時も強い
- 高収入も狙える
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