以前、ドラマ「37.5℃の涙」で病児保育士が話題となりました。病児保育士の仕事とは!?病児保育士になるには!?病児保育士になるのに必要な資格は!?下記で詳しく見ていきたいと思います。
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病児保育士とは?
発熱、風邪、感染症などで通常の保育園に連れて行けない子どもを預かり、保育・看護を行うのが病児保育士の仕事です。
病児保育士の働き方としては、ドラマ「37.5℃の涙」で描かれているように、自宅に訪問して病児の面倒を見る非施設型(訪問型)のタイプと、病児保育士が医療機関・保育所に併設された施設(病児保育室など)に勤務し、施設にて病児を預かる施設型のタイプがあります。
非施設型(訪問型)は2011年より実施が始まったスタイル。現在のところ主流になっているのは医療機関・保育所に併設された施設で病児を預かる施設型のタイプです。
病児保育士に必要な資格は?
「病児保育士」とは病児保育の仕事を行う人を指すもので、「病児保育士」という正式な資格があるわけではありません。
病児保育士になるのに役立つのが「保育士」資格です。病児保育室など、施設型の病児保育では看護師や保育士の配置が必須になっています。病児保育室の求人情報では保育士の資格をお持ちの方を募集しているものが多く、資格を持っていれば応募できる求人の幅が格段に広がります。
病児保育士が自宅に訪問する非施設型(訪問型)の場合は、一定の研修を修了した看護師、保育士、家庭的保育者などが病児の保育にあたることができ、医療・保育の資格を持っていない方でも研修により市町村長から認定が下りれば病児保育を行うことができるとされています。育児・保育経験があれば保有資格は不問とする求人もあります。
病児保育の資格としては、認定病児保育スペシャリストなどの民間資格もあります。また、ベビーシッター、チャイルドマインダーなども、子どもの家庭的保育を学べる人気の民間資格です。これらの民間資格は求人に応募する際に必須ではありませんが、採用で有利になることがあります。
病児保育士は必ずしも資格がなければできない仕事ではありませんが、病気の子どもを預かる責任ある仕事であることから「保育士」の資格を持った人材が重宝されるので、病児保育士を目指す方には保育士の資格取得がおすすめです。
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保育タイプの違いと職員の配置基準
病児保育には、専用の施設・スペースで子どもを預かる<病児対応型・病後児対応型>、保育所に看護師を配置し、子どもが保育中に体調不良となった場合に対応する<体調不良児対応型 >、保護者・児童の自宅で子どもを預かる<非施設型(訪問型) >があり、それぞれ職員配置基準などが異なっています。下記で詳しく見ていきます。
病児対応型・病後児対応型
◇子どもを預かる場所
病院・診療所、保育所に併設された病児保育のための専用スペースか、もしくは病児保育事業のための専用施設で一時的に病児を保育します。
◇対象となる児童
病気の回復期に至らないものの症状の急変が見られない児童や、病気の回復期であってもまだ集団保育が困難な児童を預かります。
おおむね10歳未満の児童が対象ですが、3歳未満の児童の利用が全体の6割を占めています。
◇人員配置基準
看護師:利用児童おおむね10人につき1名以上配置
保育士:利用児童おおむね3人につき1名以上配置
現在、病児保育の中で主流となっているのがこの<病児対応型・病後児対応型>です。
体調不良児対応型
◇子どもを預かる場所
子どもが普段通っている保育所において体調不良になった場合に、保護者が迎えに来るまでの間、保育所内の医務室などで子どもを一時的に預かります。
◇対象となる児童
病児保育を実施している保育所に通っている児童が対象です。
◇人員配置基準
看護師等を常時2名以上配置。
預かる体調不良児の人数は、看護師等1名に対して2名程度と決まっています。
非施設型(訪問型)
◇子どもを預かる場所
病児保育士が保護者の自宅を訪問し、子どもを預かります。
◇対象となる児童
病気の回復期に至らないものの症状の急変が見られない児童や、病気の回復期であってもまだ集団保育が困難な児童を自宅にて預かります。
◇人員配置基準
預かる病児の人数は、一定の研修を修了した看護師等、保育士、家庭的保育者のいずれか1名に対して、1名程度となっています。
まとめ
急に仕事を休むことが難しい共働きの家庭も多い中、強い味方となるのが病児保育士。求人によっては特別な資格をお持ちでなくても病児保育士として働けるケースがありますが、病児保育施設に保育士・看護師の配置基準があることからも、保育士の資格をお持ちの方が病児保育士として活躍されるケースが多いようです。
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参考URL
病児保育事業について(内閣府資料)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/administer/setsumeikai/h260124/pdf/s5-6.pdf
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