WebデザイナーIさんの
1日に密着!
1日に密着したのは
IT事業会社勤務 Webデザイナー Iさん
IT事業会社とは、自社でWebサービスを運営している会社です。IT事業会社では、自社のWebデザイナーがWebサイトのデザインなどを手掛けるケースが多くあります。
Webサイト制作会社と違い、クライアントのWebサイトを作成するわけではないため、締め切りや残業などは多くない傾向にあります。ただ、デザインのスキル以外にもマーケティングや分析など幅広いスキルや知識を求められます。
今回は、そんな事業会社でWebデザイナーとして働くIさんの1日に密着してみました。
- 9:30出社
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パソコンの電源を入れて昨日の日報をチェック
出社すると、まずはじめに社内の昨日の日報をチェックします。
社内で起きている問題の中で、自身がWebデザイナーとして解決できることを見つけたり、自分が関わる他部署の案件の進捗などを確認します。
- 10:00情報収集
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最新のデザインや技術の情報を収集。 常にアンテナを張っています。
最新のデザインやコーディングに関する技術の情報収集は欠かせません。
Web業界の技術は、たったの二十数年で現在の形にまで至り、今でも日々急速に進歩しています。
Webデザイナーは、ユーザーに受け入れられるデザインを作ること以外に、コーディングなどのWeb業界のルール変化にも常に対応していく必要があります。
ルールに違反していると、検索順位の下落に繋がったり、ひいてはWebサイトの売上にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、Webデザイナーにはデザインだけでなく、Webサイト全体の適切な運用のための情報収集も必須となります。
- 10:30デザイン作業
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作成中のページのデザインを作成。 社内の人に意見をきいたりします
Webデザイナーの主な業務の1つであるデザイン作業です。
業界にもよりますが、最先端のデザインというよりは、できるだけユーザーが見慣れているデザインを取り入れることを意識しています。
なぜならば、見慣れているということは「迷うことなく快適に操作できる」といった安心感にも繋がり、よりストレスなくサービスを利用してもらうことができるからです。
また、ただ見た目の良いデザインというだけでは、サービスとして目的の達成及び売上には繋がりません。
デザインの力でどのようにユーザーを売上に繋がるポイントに誘導するか考えることも、デザイン作業には必要なことです。
ユーザーの心理やマーケティングなど、デザイン以外の勉強もここでは必要となります。
さらに、少しでも多くの人に受け入れられるデザインを作るためには、幅広い視点を持つことが必要になります。
他のデザイナーや他部署の方など、さまざまな方の意見を参考にしながらデザインを制作します。
- 13:00ランチタイム
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午前中に集中する作業をするので お昼はすこし遅め
私の会社では、お昼休憩は自由な時間に取ることができます。
デザイン作業などアウトプットを必要とする作業は、集中しやすい午前中に行うことが多いです。そのため、お昼は少し遅めに取ります。
- 14:00ミーティング
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ユーザーが何を求めているのか、データの数値を見てチームで考えます
Webサイトおよびサービスをより良くしていくために、Webサイトの閲覧数などの計測結果や、収益などのデータを見ながらチームで意見を出し合います。
Webデザイナーと数字は一見関連がなさそうですが、デザインはあくまで売上などの目的を達成するための手段です。
計測したデータを分析し、目的のために必要な施策をチームで考えて実行するなど、デザインだけでなく、目的を達成するためのスキルを身につけていく必要があります。
- 15:00コーディング
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運営サイト内の改善や修正もWebデザイナーの仕事!
Webサイトに文字や画像を表示させるための作業、コーディングを行います。
自分がデザインしたページをコーディングする他、既存のWebサイトの文字や画像の修正など、Webサイトの修正や改善を行います。
このように、すでに完成したWebサイトやWebページも継続的に修正・改善していくことが想定されます。
そのため、ただ見た目どおりにコーディングするだけではなく、修正してもトラブルが起きにくく効率的なコードを書くスキルも必要です。
- 18:30退社
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翌日の業務を確認して業務終了
翌日の業務の確認と今日の日報作成を行い、業務終了です。
クライアントからの依頼など、締切がある業務の場合は1、2時間の残業が発生することもありますが、基本的には定時で帰宅できることが多いです。